予約システムを導入したいけれど、システム連携に不安がある。というお悩みをよく伺います。
自社で今使っている基幹システムと二重で管理するのは手間がかかったり、うまく顧客分析にいかせなかったり。
そんな時におすすめなのが、API連携です。
この記事では、そもそもAPIとは何か、具体的な活用イメージ、さらにはAPI連携ができる予約システムに関して説明していきます。
予約システムとは
予約システムとは、予約が必要なサービスを利用する際にお客さまがオンラインで簡単に予約できるシステムのことで、人に代わって予約の受付や管理を行なってくれます。お客さまの予約作業がスムーズに行われるだけでなく、予約システム導入側の予約管理業務の効率化にも予約システムは大きく役立ちます。
予約システムについては、「無料で簡単に作れる予約システム 」「おすすめ予約システム比較」で詳しくご紹介していますのでこちらも参考にしてください。
API連携とは
API(Application Programming Interface)とは、システムやソフトウェアが、他のシステムとデータやプログラムのをやりとりするためのもの。APIを公開するということは、外部のシステムとやりとりする窓口をつくり、連携することができるようになるということです。
予約システムのAPIを外部開放する具体的なイメージとして、Salesforce や自社システムと簡単に連携を行い、顧客管理、請求管理、営業・マーケティング (リード・商談・契約)、データ分析等と予約情報を連携し管理できるようになります。
また、予約情報や顧客情報をPCなどのローカル上にダウンロードする必要がないため、データ管理の上でセキュリティ上のリスクを抑えることができます。
API連携できる予約システム
①STORES 予約
「STORES 予約 (ストアーズ予約)」の「API連携機能」では、Salesforce、Marketo、kintoneなどのSFAツール、MAツール、CRMツール、社内基幹システム、その他業務系ツールなどと STORES 予約 を大規模な開発工数をかけることなく簡単に連携することができます。
「API連携機能」を利用することで、基幹システムとの連携を簡単に実施し、顧客管理や会計管理、営業・マーケティング活動など事業者様の業務にかかる負担を増やすことなく、予約システムを導入することができます。
2021年1月に公開された機能ですが、すでに一部上場企業やフィットネス大手企業などから多くのお問い合わせが入っているようです。
こんな方におすすめの機能です
- スポーツジム、フォットネススタジオ等のレッスンの予約情報を、社内の基幹システムに取り込み、データ分析したい。
- レンタルスペースや貸し会議室等の予約情報をPOSシステムに取り込み、請求処理をしたい
- 体験会や展示会などの予約時に取得したリードの情報をSalesforceに取り込み、案件のステータス管理をしたい。
ご利用の流れ
API連携をご利用ご検討の事業者さま、クライアントさまへのご提案をご検討中の方は下記ページよりお問い合わせが可能です。お問い合わせ後、開発を行い、API 連携を実装します。
https://stores.jp/reserve/features/api
利用できるタイプ |
すべて |
利用できるプラン |
ビジネスプラン、エンタープライズプラン ビジネスプラン:初期費用:0円+月額費用:28,600円(税込) エンタープライズプラン:要お問い合わせ ※月額費用はそれぞれ年間契約の場合の金額 |
STORES 予約 についてもっと知りたい方は「STORES 予約のメリット・デメリット」の記事や「予約管理を楽にする予約システム・ツール STORES 予約」の記事が参考になります。
予約システムをはじめて知っていただく方に向けて、資料もご用意しています。わかりやすく基本機能や活用シーンをご紹介していますので、下記のボタンより資料をダウンロードしてください。
②ChoiceRESERVE
ChoiceRESERVEでは、オプション機能でAPI連携ができ、セールスフォースなどの業務系ツール、基幹システムなどに予約データを取り込むことができます。
設定方法は、下記の通りです。
サイト管理>システム連携>予約データ参照API
利用できるタイプ |
時間,スクール,会議室,イベント |
利用できるプラン |
Pro,Enterprise Pro:初期費用:30,000円+月額費用:20,000円+予約件数に応じた従量課金制 Enterprise:初期費用:お問い合わせ+月額費用:お問い合わせ+予約件数に応じた従量課金制 |
主な連携データは下記の通りです。
- 予約番号
- 顧客番号
- お名前
- メールアドレス
- 予約日時
- カテゴリID
- メインメニューID
- サブメニューID
- オプションID
- 予約数
- 合計金額
- 管理メモ
- 完了フラグ
- 連携会員ID(※有償オプションの連携時)
- 更新日
- 登録日
③SuperSaaS
SuperSaaSには4つのAPIタイプがあります。
1.ユーザーAPI
ユーザーデータにアクセスするAPIです。ユーザーAPIでユーザー情報の取得や登録・更新・削除が可能です。
ユーザー情報を登録とログインを同時に行うことメソッドも提供していますので、独自サイトでログインシステムを採用されている場合など、その情報を基にSuperSaaSへのユーザー登録やログインを連携するシームレスなシステム開発に活用できます。
2.アポイントメントAPI
予約データにアクセスするAPIです。予約データの取得や登録・更新が可能です。他にも特定のユーザーの予約検索や、スケジュール上で予約可能な情報の取得などメソッドも提供しています。
開発中のAPIであり、それぞれのメソッドはすべてのスケジュールタイプに対応できておりません。
3.フォームAPI
フォームデータにアクセスするAPIです。フォームデータの取得が可能です。ユーザーや予定などから紐付き検索でデータを取得するメソッドも提供しています。
4.インフォメーションAPI
データの構造などシステム情報にアクセスするAPIです。スケジュールのIDリストや、サービス・リソースリストなどが取得できます。
※SuperSaaSの開発者向けページより抜粋
API連携できる予約システムまとめ
APIが外部公開されている予約システムを使えば、予約情報を各種システムと自動連携でき、よりビジネスを効率化させたり、高度な分析や営業管理を行うことができるようになります。
予約システムによっては、APIによって取得できる情報が異なりますし、API機能を利用するための料金プランも異なりますので、それぞれ比較してみてくださいね。
予約システムをはじめて知っていただく方に向けて、資料もご用意しています。わかりやすく基本機能や活用シーンをご紹介していますので、下記のボタンより資料をダウンロードしてください。
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