【ヨガの種類・資格】アイアンガーヨガとは?あらゆる身体コンディションに適した異色のヨガを解析

さまざまな流派がある中でも異彩を放つ「アイアンガーヨガ」。あらゆる身体コンディションでも実践できるヨガとはどんなものなのでしょうか?

ヨガインストラクター、これからヨガを学ぶ人、ヨガを行う全ての人が知っておきたいアイアンガーヨガの魅力に迫ります。

アイアンガーヨガとは

アイアンガーヨガとは、他の流派にはない補助道具を用いて行う異色のヨガです。椅子やロープ、ベルトなどの 6 つの道具を用いることで、個々の身体コンディションに合わせたプログラムの実践が可能。難しいアーサナも、補助道具があれば簡単にチャレンジできます。

“「ヨガは万人のためにあり、強靭な肉体や専門家である必要はない」
「故障歴があっても道具を使うことで、ヨガの効果を最大に引き出すことができる」”

アイアンガーヨガは解剖学の観点から、正しい姿勢(アライメント)や正しい肉体の使い方を教え導きます。正しい姿勢をつちかうことで内面への意識がより洗練され、肉体的、精神的なストレスから解放され、高いリラクセーションをもたらすのです。

アイアンガーヨガの生みの親

アーサナを行う全てのヨガの根源“ハタヨガ“から派生したアシュタンガヨガ。
決められたシークエンスと、エネルギッシュでダイナミックな動きが特徴のアシュタンガヨガの基盤を築いたクリシュナマチャリヤ師に師事したのが、アイアンガーヨガの生みの親である「アイアンガー師(Yogacharaya Sri B.K.S.Iyenga)」です。

15 歳から修行をしていたアイアンガー師は、30歳頃には世界各国にヨガを伝え、世界的に有名な著書「Light on Yoga(ハタヨガの真髄)」を執筆するなど、精力的にヨガの普及に尽力した重要な人物です。ヨガの学んでいれば、知らない人は少ないでしょう。

アイアンガー師は 95 歳で生涯を終えていますが、無くなる 10 年前の 85 歳には「世界で最も影響力のあった 100 人」にも選ばれています。
インドで2番目に偉いとされる「パッドゥマ・ヴィヴ―シャン」の叙勲を受けるなど、彼の人生や生き様は、多くのヨギーニが尊敬の念を抱く大変素晴らしいものです。

アイアンガーヨガの効果

クリシュナマチャリヤ師の元で修行を積んでいたアイアンガー師ですが、アイアンガーヨガはアシュタンガヨガと比べて運動量やキープ時間が大きく異なります。

正しい姿勢や正しい肉体の動作を意識して、「細かな調整を加えながら丁寧にアーサナをとる」「瞑想に重点を置きキープ時間を長めにとる」のがアイアンガーヨガの特徴です。

アイアンガーヨガから得られる効果は、精神、肉体ともにあらゆる可能性と希望を与えてくれるでしょう。

リラクセーション効果

硬いところには柔軟性を与え、弱いところには強靭さを与えるのがアイアンガーヨガです。あらゆる道具を駆使して行うアイアンガーヨガは、精神や肉体の緊張をほぐし、ゆとりと快適さをもたらします。

内面で埋もれていた肉体の強さや自信を引き出してくれるアイアンガーヨガは、正しいアライメントにより外面、内面のバランスが整い、高いリラクセーション効果を得ることができるでしょう。

社会的ストレスや肉体疲労を強く抱えている人にこそチャレンジしてほしいヨガです。

スタミナ、肉体の強化

リラクセーションを得るとともに、スタミナの増進、肉体の強化に働きかけます。疲労やストレスのない身体はスタミナに満ち溢れ、安定したポテンシャルを保つことが可能です。

はじめてのアイアンガーヨガでは、まずスタミナの強化を目的としたアーサナから学びます。正しい姿勢を学び、筋肉を強化し、神経系の流れを整えることで持久力や精力といった生きる源をつちかうことができるのです。

健康増進

正しい姿勢、正しい肉体の動作に重きをおいたアイアンガーヨガを実践していくと、強靭な肉体を手に入れることができます。

アイアンガーヨガでつちかった外面、内面の強さは治癒力や抵抗力を高め、肉体的、精神的な苦痛を自分自身で緩和できるようになるのです。強さに満ちたタフな身体は、健康増進につながります。

アイアンガーヨガの需要

アイアンガーヨガは怪我をしている人、故障歴のある人、生理中や妊娠中の人でも実践できる優しいヨガです。
椅子・ロープ・ベルト・トレスナー・ハラアサナボックス・ヴィパリータ・ダンダアサナベンチといった補助道具が、身体コンディションに合わせ、まるで体の一部であるかのようにアーサナをサポートしてくれます。

補助道具の多くは、痛みを和らげるもの、緊張を緩めるもの、筋肉のコントロールを助けるもの、姿勢を安定させるものなど目的はさまざま。

「妊娠中でもヨガをしたい」
「腰痛があるが、無理なく体を動かしたい」
「その日のコンディションに合わせたカリキュラムを受けたい」

さまざまなニーズに対応するアイアンガーヨガは、その需要が途絶えることはないでしょう。

最後に

「多くの人にヨガを伝えたい」
「自らのヨガをさらに深めたい」
「生涯をかけてヨガを探求したアイアンガー師の教えを体感したい」

ヨガインストラクターとして深みを出したい人、運営するスタジオのキャパシティ広げたい人、今後も多くの人が実践していくであろうアイアンガーヨガは、どんなコンディション、目的を持った人にも可能性と夢を与えてくれるでしょう。

クービック編集部

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