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【お金の専門家が教える!】個人事業主・フリーランスのためのスーパー貯金術

ファイナンスの文字

 

平成 28 年度における国民年金の受給権を持つ人の平均給付月額は、5 万 5,373 円(厚生年金の受給資格のない人は 5 万1,221 円)で、厚生年金は14 万 5,638 円です。

データ参照:平成 28 年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

 

会社に勤務している正社員と違い、個人事業主は「厚生年金」に加入することができません。国が運営する公的年金制度では、個人事業主は第 1 号被保険者に分類され、「国民年金」に加入することになります。
したがって個人事業主は、現役中もリタイア後も、会社員に比べて金銭的な保障が少ないことが悩みどころです。
そのため、様々なリスクに対応できる貯えが不可欠になります。

そこで今回は、個人事業主の貯金に役立つ「貯金の近道」をご紹介します。

まずは 3 ヶ月分の生活費と経費を目安に

開業してまず確保しておきたい貯金は、3 ヶ月分の生活費と経費です。
つまり、病気や怪我などで3ヶ月働けなくなっても、とりあえず廃業せずに生活できる資金になります。

3 ヶ月分の資金は、会社員時代の退職金や貯金をあてるのではなく、できれば、開業後の収入で作りましょう。
理由は、もしこの資金を作るのが難しければ、事業モデルか生活水準のいずれかに問題がある可能性が高いからです。
事業と生活水準の健全性を把握し、自信をつけるためにも、まずはこの資金を作り出すことを目標にして下さい。

目安は1年以内

事業によっては、初期の設備投資が大きいものから、ほとんど経費をかけずに始められるものまで様々です。
そのため、貯金にかかる期間は事業によって違いますが、もし初期費用やランニングコストがほとんど発生しない事業であれば、目安として、開業後 1 年以内には実現しましょう。

3ヶ月分の貯金をするコツ

貯金の基本は、支出を減らすことにあり、どの業種でも共通するのが、私生活の支出を見直すことです。
多くの人が、収入を増やすことに目を向けてしまいがちですが、支出をコントロールできなければ、どれほど所得があっても貯金はできません。
それでは、支出を見直す 3 つのステップをご紹介します。

支出を見直す 3 つのステップ

全ての支出を把握する
貯金が苦手な人に多いのが、支出の把握ができていないパターンです。
まずは、ひと月に必要な生活費と、自動振替にしている支出項目を、全て書き出しましょう。

固定費と変動費に分ける
支出項目を書き出したら、次は、その項目を固定費と変動費に分けます。
変動費とは、食費や被服費、交際費、車両費、娯楽費など、月によって支出額が変化するもので、固定費とは、光熱費や住居費、保険料、通信費など、毎月ほぼ定額で発生するものです。

さて、どちらが支出の見直しの対象になるのでしょう。
私はまず固定費から取り組んで頂きたいと思います。
理由は、固定費は見直す機会が少なく、意外に無駄が隠れているからです。
また、一度減らせば節約効果は長く、ストレスになりにくいこともポイントになります。

例えば、会社員時代によくわからず加入した医療保険をそのままにしていませんか?
医療保険は、外せないポイントを抑えておけば、いくつも加入する必要はありません。
自動車保険も、ライフスタイルが変わったのであれば一度見直しましょう。
自宅開業で、ほとんど車に乗らなくなったのなら、走行距離に応じた保険に切り替えることも検討しましょう。

支払いの方法を見直す
最後は、支払いの方法を見直すことです。
個人事業用の口座を開設し、固定費を口座振替にしている人も多いでしょう。
しかし、自動振替できるものは、ネット銀行やクレジットカードで行うと、提携先の商業施設で使えるお買い物ポイントが貯まる場合が多いです。
小さなことに感じるかもしれませんが、1 年分に換算すると決して無視できない額になります。こうした生活の知恵も大切にしましょう。

通帳とお金

3ヶ月分貯まった後は

3ヶ月分の貯金は、事業を継続するための貯えです。
ここからは人生の貯えとなります。

貯金は当座資金と老後の両建てで考える

お金は、ただ貯めればいいというわけではなく、必要な時に使える状態でなければなりません。
しかし、お金の流動性と利回りは、常にトレードオフの関係にあります。
つまり、すぐに引き出せるお金は増えにくく、長く預けるほどお金は増えやすいのです。
そのため、ライフイベント(子どもの進学、車の買替え、住宅購入など)を基準に、すぐに使えるお金と、リタイアまで手を付けなくてもやっていけるお金の両方を、無理のないバランスで貯めていくことが理想です。

定期預金

すぐに使えるお金の貯金方法でおすすめなのは、定期預金です。
マイナス金利の影響で定期預金の利回りは芳しくありませんが、最近はネット銀行などで、やや高い利回りの商品が紹介されています。
定期預金の利回りを比較したインターネットサイトもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
念のため、ネット銀行を利用する際は、預金保険制度(破たん時に、1人あたりの預金1,000万円+利息を保護する制度)に登録された金融機関かどうか一度確認しましょう。

預金保険機構

小規模企業共済と国民年金基金

リタイア後の生活資金の貯金方法としておすすめなのは、小規模企業共済と国民年金基金です。この 2 つの最大のメリットは、節税しながら貯金ができるので、現役中の可処分所得を増やせることにあります。
掛け金は任意設定なので、自分のライフスタイルに合わせて貯金を続けることが可能です。

貯金の近道まとめ

個人事業主やフリーランスは、会社の定年に縛られないため、体さえ元気であればいつまでも現役という魅力的な選択です。いざとなれば収入に変えられるスキルがあることは大きな利点でしょう。


しかし、健康をあてにすると落とし穴は沢山あります。そんな時に個人事業主やフリーランスを少し休ませてくれるのが貯金です。
皆さんが、少しでも長く安心して働くための貯金の近道になれば幸いです。

※こちらの記事は、ファイナンシャルプランナー資格を保有するライターが執筆しています

 

 

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