「女性専用」「シニア向け」「ママ限定」…ターゲットを絞ったヨガスタジオ・ヨガレッスンのメリットは?

ヨガスタジオの運営を始めるにあたって、ターゲットを絞るのか、それとも老若男女問わず受け入れるのかはとても重要な課題ですよね。

ホットヨガスタジオにおいては「女性専用スタジオ」が非常に多いです。ヨガをする際、特にホットヨガでは基本的にスッピンで薄着。そのような姿を異性に見られることに抵抗を感じる方も多いので、女性専用スタジオなら「女性だけ」という安心感があります。

男性に関しては、男性専用のヨガスタジオはほとんどありませんが、「男性専用クラス」はかなり増えてきました。男性のヨガ需要もかなり高まっていると言えます。

また、専用スタジオはあまり見かけませんが、シニア層に向けた「シニアクラス」や、妊娠中の方や子供がいる方向けのヨガを行なう「ママ専用クラス」なども開かれているところも多いです。

そこで今回は、これからヨガスタジオの運営を考えている方に、ターゲットを絞ってヨガレッスンを行なうメリットとデメリットをお伝えします。

ターゲットを絞るメリット

スタジオ自体でターゲットを絞るメリット

クラスではなくスタジオ自体でターゲットを絞るということは、それだけそのターゲットの需要に合わせたスタジオを運営することが可能だということです。

例えば、男性のターゲットを絞ると、「男性が好みそうな、筋力アップを目的としたレッスンを多めにしよう」とか「水などと一緒にプロテインの販売もしてみよう」など男性向けのヨガスタジオができます。

反対に女性がターゲットなら「女性が好みそうな内装にしよう」とか「ダイエットに特化したレッスンを増やそう」「アメニティをもっと充実させよう」などといった対策がしやすいですよね。

また、店内の設備を男性・女性に分けなくて良いというのも大きなメリット。

男女が通うスタジオの場合は必ずと言っていいほど男女別の更衣室を用意しなければなりませんし、ホットヨガスタジオを運営するのであれば、シャワールームも別で用意する必要があります。その分の広さも必要なので初期費用もその分高くついてしまいます。

レッスンごとにターゲットを絞るメリット

スタジオ自体ではなくレッスンごとにターゲットを絞るメリットは、スタジオ自体には老若男女みんな来てもらえるということ。

ターゲットを絞ったヨガスタジオにはそのターゲットしか来ることができませんが、スタジオは老若男女歓迎で一部のレッスンだけターゲットを絞れば、むしろそれがスタジオの特色として活かすこともできます。

具体的には、高齢の方が多い立地なら◆曜日と▲曜日の朝のレッスンはシニア向けにするとか、小さな子供がいる家庭が多いのであれば〇曜日と△曜日の昼間のレッスンをマタニティヨガや骨盤ヨガ(出産で緩んだ骨盤を整えたいという方が多い)、ベビー・キッズヨガを行なうなどといったスケジュールを組むことができますね。

ターゲットを絞るデメリット

「ターゲットを絞る=ターゲット以外の人が除外される」これが唯一にして最大のデメリットでしょう。

特にターゲットを限定したスタジオでは、ターゲット以外の人が顧客になることはありません。「女性専用ヨガスタジオ」であれば、男性は一切そのスタジオを利用できないので、大きく言って「人類の約半分は逃している」と言えます。

一部のレッスンだけターゲット設定するのであればさほど大きな影響はありませんが、それでも該当する時間にしか来ることのできない生徒がいる場合、その時間に違うターゲット向けのレッスンが開かれていたらその生徒は別のスタジオに移ってしまうかもしれません。

まとめ

ターゲットを絞ったヨガスタジオ・ヨガレッスンは、明確なターゲット設定があれば有効な手段だと思います。

例えば 「男性のヨガ人口がまだまだ少ないから、人口を増やすために男性専用スタジオを作ろう!」 とか 「高齢の方の心身の健康をヨガでサポートしたいから週に 2 回シニア向けの内容のレッスンをしよう!」 と思っているのであれば専用スタジオやクラスの運営をするのが良いでしょう。

ですが、ターゲット以外の人を顧客にすることができないというデメリットもあるので、「女性専用ヨガスタジオが多いから、私のスタジオも女性専用にしよう」という決め方はおすすめできません。

自分のスタジオがある地域でどのようなスタジオやレッスンが求められているのか、あまりにも需要と供給がかけ離れていないかも考えてからスタジオやレッスンのターゲットの設定を行いましょう。

西森 あゆみ
1989年2月9日生まれ。東京都足立区出身。 大学在学中ヨガに出会い、24歳で本格的にヨガインストラクターとしての活動を開始。 「基本のポーズで正しく効果を感じられるレッスン」をモットーにヨガを伝えている。